イスラエル軍がレバノン南部を空爆、学校長を含む4人死亡
4人は家族が所有する住宅の様子を確認した帰りに車で移動していたところ、ドローン攻撃を受けた。
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レバノン南部ナバティエでイスラエル軍の無人機(ドローン)による攻撃があり、学校長を含む4人が死亡した。保健当局が6日、明らかにした。それによると、犠牲者は学校長、その母親、外国人家事労働者、シリア人労働者の4人で、いずれも民間人だったという。攻撃は比較的落ち着きを取り戻していた南部地域で発生し、停戦維持への懸念が再び高まっている。
ロイター通信によると、4人は家族が所有する住宅の様子を確認した帰りに車で移動していたところ、ドローン攻撃を受けた。車両は大破し、乗っていた4人全員が死亡した。現場はナバティエの丘陵地帯に位置し、イスラエル国境から比較的近い地域である。地元当局は死亡した学校長について、地域社会で広く知られた教育者で、住民の間で衝撃と悲しみが広がっていると説明している。
今回の攻撃について、イスラエル軍は6日、車両に乗っていた人物のうち1人が親イラン武装組織ヒズボラの精鋭「ラドワン部隊」の指揮官であり、軍事活動に関与していたと説明した。一方、レバノン側は死亡した4人はいずれも民間人で、教育関係者や一般市民を巻き込んだ攻撃と非難している。双方の主張は食い違っており、犠牲者の身元や攻撃の経緯を巡って議論が続いている。
レバノン南部ではイスラエルとヒズボラの戦闘が数カ月続いた後、米国などの仲介による停戦合意が成立したものの、その後も散発的な空爆や砲撃が繰り返されている。イスラエルはヒズボラが依然として南部で軍事活動を継続していると主張し、脅威が確認された場合には攻撃を続ける姿勢を示している。一方、レバノン政府や国連は、こうした軍事行動が停戦合意に反し、地域の緊張を再燃させる恐れがあるとして自制を求めてきた。
今回の攻撃はここ数週間で最も多くの死者を出したイスラエル軍の空爆の一つとされる。南部では避難先から戻り始めた住民も多く、学校の再開や生活再建が進められていたが、再び治安悪化への不安が広がっている。
戦闘によって破壊された住宅や公共施設の復旧はほとんど進んでおらず、住民は不安定な生活を強いられている。国際社会は双方に対し、停戦合意の順守と民間人保護を求めている。
