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イエメン・フーシ派、退避警告後にアデン空港を攻撃、民間人負傷、航空便も停止

アデン空港は国際的に承認されたイエメン政府が拠点を置く南部の玄関口で、人道支援物資や医療機器、援助関係者の輸送に欠かせない。
イエメン、首都サヌアの空港(AP通信)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が28日、南部の港湾都市アデンにある国際空港を攻撃した。イエメン政府当局者が明らかにした。攻撃に先立ち、フーシ派は空港の利用者に即時退避を警告していた。政府によると、この攻撃で民間人が負傷し、施設にも被害が出た。

フーシ派の報道官は声明で、空港にサウジアラビア軍の輸送機があり、武器を運び込んでいるとして、退避警告を出したと説明した。サウジ連合軍はコメントを出していない。

国連職員の一部は攻撃直前に空港を離れており、支援関係者によると、負傷者は出なかった。また、人道支援要員を乗せた航空機が28日朝、攻撃発生前にヨルダンのアンマンへ向けて出発していた。

アデン空港は国際的に承認されたイエメン政府が拠点を置く南部の玄関口で、人道支援物資や医療機器、援助関係者の輸送に欠かせない。国連の専門機関である国際移住機関(IOM)は28日、アデンを通過する職員の無事を確認したと発表した。

国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」も数日前、同空港から離陸しようとしていた航空機の近くにミサイルが着弾し、職員らが避難したと明らかにしていた。

イエメンでは首都サヌアや北西部の広い地域を支配するフーシ派と、政府を支援するサウジ連合軍の戦闘が激化している。フーシ派は9月、紅海とアデン湾を結ぶ要衝バブ・エル・マンデブ海峡方面へ進出。政府軍は紅海沿岸の奪還を目指し、連合もフーシ派への攻撃を強めている。

今回の衝突はイラン戦争が広域化する中で、中東の新たな緊張要因となっている。2022年に国連の仲介で成立した停戦は事実上崩れ、2014年から続く内戦によって疲弊したイエメンでは、人道危機のさらなる悪化が懸念される。

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