◎DMXの弁護士、マレー・リッチマン氏は声明で、「DMXはニューヨーク州ホワイトブレ-ンズの病院に救急搬送されました」と述べた。
2017年4月21日/ニューヨーク州で開催されたラフライダーズリユニオンコンサート、人気ラッパーのDMX(ゲッティイメージズ/WireImage)

報道によると、アメリカの人気ラッパー、DMX(アール・シモンズ氏:50歳)が心臓発作を起こし、病院に救急搬送されたという。

DMXの弁護士、マレー・リッチマン氏は声明で、「DMXはニューヨーク州ホワイトブレ-ンズの病院に救急搬送されました」と述べた。「DMXの入院を知ったのは4月3日の早朝でした。彼は生命維持装置を使用していました」

リッチマン弁護士はDMXの家族とすぐに連絡を取り、容体を報告したという。「彼は深刻な状態にありました。医師は最悪の事態も覚悟しなければならないと示唆しました」

しかし、ABCニュースによると、DMXの容体は3日午後に改善したという。スポークスマンのマット・オリバー氏はABCニュースの取材に対し、「自分で呼吸できる状態になったため、生命維持装置は取り外されました」

リッチマン弁護士は声明の中で、「DMXと最後に会ったのは2月でした」と述べた。「私は大切な友人のために祈ります。彼はうまくやる男です。しかし、私はとても心配しています。とてもとても...」

ABCニュースによると、DMXは現在ツアー活動中で、映画の制作にも関わっていたという。

NY生まれの人気ラッパーは、1998年にデビューアルバム「It's Dark and Hell Is Hot」でいきなり全米チャート1位を獲得した。同作の全米売り上げは460万枚を超えている。

その後、セカンドアルバム「Flesh of My Flesh, Blood of My Blood」は全米340万枚以上、3枚目の「...And Then There Was X」全米で500万枚近い売り上げを記録し、またたく間に世界を代表する人気ラッパーのひとりになった。

DMXはジェット・リー主演の「ロミオ・マスト・ダイ(原題:Romeo Must Die)」と「ブラック・ダイヤモンド(原題:Cradle 2 the Grave)」、スティーブン・セガール主演の「DENGEKI 電撃(原題:Exit Wounds)」などの映画にも出演している。

DMXは薬物乱用に悩まされており、2019年にはリハビリ施設に入所するためにツアーをキャンセルした。チームDMXは当時、ツアーのキャンセルを謝罪し、ファンの継続的なサポートに感謝していると述べた。

DMXは昨年、生配信ライブ対決「Verzuz(ヴェルズズ)」でスヌープ・ドッグと対戦し、50万人以上の視聴者を集めた。

2021年2月19日/ジョージア州アトランタのElleven45ラウンジで開催されたパーティー、人気ラッパーのDMX(ゲッティイメージズ/WireImage)
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