女性のオナニー

女性のオナニーはなぜかタブー視されている

世の女性たちは、男たちが手コキしていることを知っている。そして、手コキを模した動作、スラングは映画やドラマ内で頻繁に登場する。

しかし、女性のオナニーが手コキのように語られることはなく、「何となく触れてはいけない行為」のように扱われている。

女性が世の男性と同じくらい頻繁に自慰行為を行っていることは、各種調査や研究で明らかにされている。しかし、その話題を公然と議論する女性は少ない。

スウェーデン人は女性と男性のオナニーを区別するために、新しい単語まで開発したという。

女性のオナニーは「何となくヤバいので触れない方がよい」という風潮に支配されている。しかし、結婚、オナニーグッズ、セックス体験の有無など気にせず、誰もがオナニーを楽しむべきだ。

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より良いオナニーは、身体の構造をしっかり理解し、適切な刺激によって達成される

オナニー専門家によると、最も重要なステップは「使用方法」を理解することであり、部位の名称とそれがどのように機能するかを知っていなければ、素晴らしい結果は得られないという。

THE SASSY Sheを運営するリサ・リスター氏は、専門用語に捕らわれることなく、自分の身体のことを詳しく知ることが最善のアプローチになると指摘した。

リスター氏はBBCの取材に対し、「小中学校でオナニースキルを教えられたら素晴らしいが、そのような授業は現時点ではない。私を含め、世の女性の大半が映像や写真などを使って独自にオナニースキルを磨いてきた

「オナニー用語を知ることは良いことだが、必須スキルではない。最も大切なことは女性器を探索し、どこがどのように感じるかを知ることである。結果、気分が良くなれば、さらにプレイを続けるとよいだろう」

リスター氏は、2016年に出版した「Love Your Lady Landscape」の中で、女性器を分かりやすく説明している。

①外陰部:女性器の外側の部分。本体と言ってもよい。クリトリス、大陰唇、尿道、膣口への入り口を含み、その開口部はアーモンド型である。

②クリトリス:男性たちはクリトリスを自分の亀頭と同じだと考えている。これは間違いではないが、100%正解ともいえない。女性器の中で最も敏感な突起は、豆のような形が特徴的である。なお、突起した部分は氷山の一角に過ぎず、そこから得られる快感は女性の全身を貫き、粉砕する。

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③膣:子宮警部と外部開口部の間で開閉する脈動筋肉。ペニスを受け入れる重要な部位である。

リスター氏は、自分の月経周期を知ることの重要性について、以下のように述べた。

「誰もが月経前にオナニーしたいと感じる。これは女性の本能であり、身体の仕組みを理解するうえで大切なこと。欲求は学習意欲につながる。そして、興奮状態はより強烈なオーガズムを得るチャンスでもある」

④実践:オナニーマスターが実践する「上昇と正弦アプローチ」により、感じやすい部分に刺激を与える。指先を使って、クリトリスの上にある骨を優しくノックし、外陰を目覚めさせよう。この時、体調に合わせて円を描くように優しくマッサージしてもよい。

動物をテーマにした興味深いバイブレーターや、オンラインショッピングで購入できるネオン付きディルドを使ってもよい。

恐らく、ディルドは大半の女性が最もオーガズムに達しやすいアイテムである。

リスター氏は、大人のおもちゃがティーンエイジャーのオナニーを最高に盛り上げるアイテムだと理解している。しかし、可能であれば、ディルドやバイブレーターへの依存は避けた方が良いという。

リスター氏は、「本当の楽しさと喜びを理解したければ、指による刺激が必要不可欠である。ディルドやバイブレーターを否定するつもりはないが、そればかりに依存すると、女性器全体の感覚が鈍くなると思った。自分の指でクリトリスに触れ、遊び心を持ち、適度な摩擦と圧力を与えてほしい」と語った。

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生活を鮮やかに彩るオナニー

⑤実践2:自分の指をテストする。

まずピースサインを作り、指の間に外陰唇を当てる。次に、それを軽く押し上げながら、指を小刻みに振動させる。指の振動速度は、自分の好みに合わせるとよい。

⑥クリトリスを理解する:究極を得るためには、それの構造と刺激によって得られる快感を理解しなければいけない

リスター氏は「クリトリスこそ至高である」と語った。

先述の通り、クリトリスは単なる豆状の突起ではない。

クリトリスは陰茎の2倍、8,000超の神経端末を結び、骨盤全体の神経(15,000超)に強烈な衝撃と破壊的快感をもたらす。

これこそがオーガズムを迎える瞬間に得られる快感の源である。

⑦クリトリスの内部:これを実践することで、さらに強烈な快感が全身を貫く。「ミニえんどう豆の皮むき」を行う要領で優しく実践するとよい。

まず、指先に潤いを与える。身体に合うローションやボディオイルを使用するとよいだろう。準備が整ったら、クリトリスを覆う皮を優しくゆっくり剥き、先端に挨拶する。

その内部が露出したら、しっかり潤った指で優しくマッサージする。この時、どの程度の圧力がベストかをしっかり理解し、セックスパートナーに伝えてあげるとなおよい。

⑧オーガズムを意識しすぎない:そこに達するか否かは腕や経験だけでなく、体調やメンタルなども大きく左右する。失敗したからダメと決めつけず、楽な気持ちで楽しむことが大切だ。

フィニッシュラインに到達できれば、嬉しい。しかし、体験全体を楽しむことが重要であり、失敗しても気に病む必要はない。

リスター氏は、リラックス効果のあるお気に入りのボディオイルを使うと、オーガズムに達する可能性が上昇すると指摘し、「可能な限り寛大に取り組むこと。また、心と時間の余裕と遊び心を忘れず、ゆったりプレイしてほしい。結果、最高のオーガズムが得られなかったとしても、オナニーテクニックは上達し、自信にもつながるだろう」と付け加えた。

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⑨膣内をマッサージする:体全体を暖めるような感覚で行う。

まず膣の入り口付近に触れ、指先をクリトリスに向けて優しくドラッグする。なお、排せつに欠かせない尿道を傷つけないこと。いきなり指を根元まで挿入するのではなく、ゆっくり身体の反応を見ながら触ってほしい。

正しくオナニーを行うと、肌のつやが良くなるだけでなく、全身に力がみなぎってくる。

男性は発射すると力尽きる。しかし、女性はプレイ次第で快感を長時間持続させることができる。結果、高い興奮状態を維持するにより、美を高めるエネルギーが蓄積され、強く美しくなれるのだ。

⑩やり過ぎない:自分の体調にあった頻度を確立することが大切である。

毎日オナニーしてもかまわない。ただし、ただダラダラするのではなく、時間を決めた方がよいとリスター氏は言う。

「ベストなオナニータイミングは就寝前だと思う。ただし、寝る前にムラムラすると眠りが浅くなる、という方もいる。やり方は自分の体調とライフスタイルで決めたらよい」

「毎日何となくオナニーするという方は、やり方を見直した方がよい。オナニーを生活のルーティンに組み込み、メリハリをつけることが大切だ。午前中は仕事、専業主婦であれば家事に専念する。午後から夕方にかけても同様である」

「ルーティンをしっかりこなし、自分がすべきことを終えた後、体調がよければオナニーする。寝不足であればやめてもよい。ムラムラしているなら、家事や食事を済ませたのち、集中して取り組む」

「オナニーは性生活の準主役だが、日常生活ではあくまで脇役と考えてほしい。ただし、その効果を馬鹿にしてはいけない」

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