◎保護されたクイーンズランド州のロバート・ウェイバー氏(58歳)は警察に対し、「ダム湖の水とキノコを食べて何とか生き延びた。疲れているが元気だ」と語ったという。
クイーンズランド警察/オーストラリア、クイーンズランド州、保護されたロバート・ウェイバー氏と当局者

1月24日、クイーンズランド警察は、18日前に行方不明になったオーストラリア人男性をブリスベンのダム湖の近くで保護したと発表した。

保護されたクイーンズランド州のロバート・ウェイバー氏(58歳)は警察に対し、「ダム湖の水とキノコを食べて何とか生き延びた。疲れているが元気だ」と語ったという。

ウェイバー氏を発見したのは地方議員のトニー・ペレット氏だった。

ペレット議員はオーストラリア放送協会(ABC)の取材に対し、「妻と一緒に自分の牧場近くのダム湖でウェイバー氏を発見した。見つけた時は本当に驚いた」と語った。

ウェイバー氏が最後に目撃された地点は、ブリスベンの北西約170kmに位置するキルキバン地域のホテルだった。

その後、ウェイバー氏の車は農道から大きくはみ出した状態で発見されたが、本人と犬の姿はなかったという。

警察当局、州緊急サービスのボランティア、地域コミュニティのメンバーは行方不明になったウェーバー氏を懸命に捜索したが、キルキバン地域の湿地、低木地帯、川、ダム、険しい崖などに行く手を阻まれ、捜索活動は1月20日に打ち切られた。

オーストラリア、ウェイバー氏はタンゼイの近くで保護された

警察によると、ウェイバー氏は車の中で3日間過ごした後、水を得るために徒歩で周辺探索を開始したという。

その後、道に迷ったウェイバー氏は何とかダム湖にたどり着き、生き延びることに成功した。

当局者は記者団に対し、「ウェイバー氏はダム湖で水分を補給し、湿地帯のキノコを食べ生き永らえた。身体に悪いキノコを食べたかどうかはまだ分からないが、彼は元気だ」と語った。

捜索活動は1月20日に打ち切られていたが、警察は周辺住民に気づいたことがあればすぐ署に連絡してほしいと伝えていたという。

ペレット議員は、車の発見地点から3kmほど離れたダム湖の近くで休んでいるウェイバー氏を発見した。

トニー・ペレット議員:
「ウェイバー氏を発見できて嬉しく思う。私と妻は木の近くに座っている彼を見つけ、手を振った」

「私たちは先週、何度もこのダムの前を通り過ぎていた。まさかこんな近くに彼がいるとは思わなかった。とても驚き、そして安堵した」

なお、ウェイバーの飼い犬は見つかっていないという。

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