ギリシャ北部の人気観光地に山火事迫る、数百人避難
地元メディアによると、シビリでは火災が森林を焼きながら住宅地へ近づいたため、マスクを着け、ペットを抱えた市民が小型ボートや漁船に乗り込んで避難した。
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ギリシャ北部の観光地ハルキディキ半島で13日、大規模な山火事がリゾート地に迫り、観光客や住民が陸路と海路で避難した。夏の観光シーズンの最盛期に発生した火災は森林や住宅に燃え広がり、海辺の町シビリ煙と灰に覆われた。
地元メディアによると、シビリでは火災が森林を焼きながら住宅地へ近づいたため、マスクを着け、ペットを抱えた市民が小型ボートや漁船に乗り込んで避難した。沿岸警備隊によると、海路で避難した人は300人を超え、巡視船や消防艇のほか、地元の漁船も救助活動に加わった。内陸側では、別荘や集合住宅などが全焼した。
消防当局はシビリからカッサンドレイアへ向かう主要道路の両側で燃え広がる炎を消火するため、140人を超える消防士を投入した。さらに消火活動には航空機9機とヘリコプター7機が投入された。消防士1人が負傷し、道路封鎖が続いている。消防はX(旧ツイッター)への投稿で、消火と同時に市民や観光客の安全な避難を最優先にしていると説明した。
ハルキディキは第2の都市テッサロニキの南方に位置し、森林やオリーブ畑、海岸が広がる人気観光地だ。今回の火災はこうした観光地を直撃する形となった。
ギリシャを含む欧州では今夏、熱波による山火事が相次いでいる。高温によって干ばつが深刻化し、水資源への負担が増す一方、植生が極度に乾燥して燃えやすくなっている。スペインやフランスでも大規模火災が発生し、気候変動に伴う高温・乾燥と山火事の拡大が欧州全体の課題となっている。
