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欧州熱波、バルカン半島でも山火事相次ぐ、セルビア炎上

セルビア内務省によると、7日時点で消防や軍、警察に加え、多数のボランティアが消火活動に参加している。
2026年8月7日/セルビア、首都ベオグラード郊外で発生した山火事(AP通信)

欧州を記録的な熱波が襲う中、セルビアでも各地で大規模な山火事が相次ぎ、当局が消火活動を急いでいる。高温と乾燥した気象条件が火災の拡大を招いており、住宅や農地への被害が広がり、住民の避難も続いている。熱波はセルビアだけでなくバルカン半島全域に及び、各国で干ばつや森林火災への警戒が強まっている。

セルビア内務省によると、7日時点で消防や軍、警察に加え、多数のボランティアが消火活動に参加している。しかし、強風や乾燥した植生の影響で火勢を抑え込むことは容易ではなく、一部地域では住宅や農業施設が焼失した。農作物への被害も広がっており、長引く高温と雨不足によって農業生産への影響が懸念されている。

今回の熱波では、セルビアを含むバルカン半島各地で気温が40度前後まで上昇した。夜間も気温が十分に下がらない状態が続き、電力需要が急増しているほか、高齢者や基礎疾患を持つ人を中心に熱中症への警戒も呼びかけられている。専門家は高温と乾燥が続けば新たな火災が発生する危険性が高いと指摘している。

隣国でも異常気象の影響が深刻化している。ボスニア・ヘルツェゴビナやモンテネグロ、北マケドニアなどでも森林火災が発生し、消防が消火活動を続けている。河川の水位低下や農業用水の不足も問題となっており、一部地域では給水制限が実施されるなど、市民生活への影響も広がっている。

欧州では近年、気候変動の影響によって猛暑や干ばつ、森林火災が頻発している。科学者は地球温暖化に伴って熱波の発生頻度や強度が増し、火災が発生しやすい環境が広がっていると分析する。各国政府は短期的な防災対応に加え、森林管理の強化や気候変動への適応策を進める必要性を強調している。

気象当局は今後も高温と乾燥した天候が続くと予測しており、セルビアをはじめとするバルカン半島では火災の拡大や水不足への警戒が続く見通しだ。被害の拡大を防ぐため、各国は消火体制の強化と住民への注意喚起を急いでいる。

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