米国中部でヒートドーム発生、危険な暑さに、警報発令
ヒートドームは停滞した高気圧がふたのような役割を果たし、地表付近の熱を閉じ込めることで発生する。
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米国中部で強い高気圧に覆われる気象現象「ヒートドーム」が拡大し、各地で危険な猛暑が続いている。気象台によると、テキサス州からノースダコタ州にかけて25日の最高気温が38度を超え、一部地域では42度に達する見込みだ。約7000万人が高温に関する警報や注意報の対象となっており、当局は熱中症への警戒を呼びかけている。
ヒートドームは停滞した高気圧がふたのような役割を果たし、地表付近の熱を閉じ込めることで発生する。日中の気温が高くなるだけでなく、夜間も気温が十分に下がらないため、人体が暑さから回復しにくい状態が続くことが特徴だ。さらに湿度の高さが体感温度を押し上げ、熱中症など健康への影響を一層深刻化させる恐れがある。
今回の猛暑は米南西部からメキシコ湾岸、中西部、グレートプレーンズまで広い地域に及ぶ見通しで、コロラド州デンバー周辺では最高気温を更新する可能性も指摘されている。一方、大西洋岸中部や北東部、太平洋岸北西部は平年並みの暑さとなる見込み。中部では来週末ごろまで厳しい暑さが続く可能性が高いという。
米国では7月上旬にも広範囲で記録的な熱波が発生し、各地で独立記念日のイベント中止や屋外活動の制限を余儀なくされた。今回のヒートドームはそれに続く今夏の熱波の一つと位置付けられている。欧州でも6月に熱波が発生し、フランスで平年を大きく上回る死者数が報告されるなど、世界各地で極端な高温が相次いでいる。
専門家は、子どもや高齢者、基礎疾患のある人は特に熱中症のリスクが高いとして、冷房設備のある施設を利用することや、こまめな水分補給、直射日光を避けるなど、基本的な暑さ対策を徹底するよう呼びかけている。
