インド北部で大雨続く、25人死亡、洪水・土砂崩れ相次ぐ
インドでは6月から9月にかけてのモンスーン期に年間降水量の大半を記録する一方、近年は短時間で大量の雨が降る極端な気象現象が増加している。
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インド北部で週末にかけて発生した大雨により、洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも25人が死亡した。地元当局が20日、明らかにした。気象台は今後数日間、モンスーンによる大雨が続くと予測しており、被災地ではさらなる土砂災害や河川氾濫への警戒が強まっている。
報道によると、被害が特に深刻なのは北部ジャンムー・カシミール州、少なくとも3地区で鉄砲水や土砂崩れが発生し、少なくとも15人が死亡した。住宅や道路、橋梁が流失したほか、多数の住民が行方不明となっており、軍・警察・消防が重機やヘリコプターを投入して捜索・救助活動を続けている。山間部では道路の寸断が相次ぎ、一部地域では救援物資の輸送にも影響が出ている。
被害は北東部にも広がっている。アッサム州では複数の河川が氾濫し、多くの集落が冠水した。アルナチャルプラデシュ州では土砂崩れによって住宅が押し流され、数人が死亡したほか、ヒマチャルプラデシュ州やウッタラカンド州でも道路の崩落や家屋への浸水被害が報告されている。各州政府は避難所を開設するとともに、被災者への食料や飲料水の供給を進めている。
インド気象局(IMD)はヒマラヤ山麓や北部を中心に今後数日間、非常に激しい雨が続く可能性があるとして警報を発令。急傾斜地では地盤が緩んでおり、新たな土砂崩れや鉄砲水が発生する危険性が高いと警告している。観光客や登山者に対しては山間部への不要不急の立ち入りを控えるよう呼び掛けるとともに、住民には最新の気象情報や避難指示に従うよう求めた。
インドでは6月から9月にかけてのモンスーン期に年間降水量の大半を記録する一方、近年は短時間で大量の雨が降る極端な気象現象が増加している。人口増加に伴う山間部での開発や森林伐採に加え、気候変動の影響によって豪雨災害の頻度や規模が拡大しているとの指摘もある。
今年もモンスーン開始以降、各地で洪水や土砂崩れが相次ぎ、交通網やライフラインへの被害が相次いだ。専門家は災害リスクの高い地域での土地利用の見直しや早期警戒システムの強化、防災インフラの整備を急ぐ必要があると訴えている。
