インド・アッサム州豪雨、死者100人に、被害の全容不明
大雨は7月に本格化し、これまでに70万人以上が避難を余儀なくされた。
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インド北東部アッサム州で大雨が続き、洪水による死者が100人に達した。州当局は10日、新たに2人の死亡が確認されたと明らかにした。大雨によって主要河川の水位が上昇し、アジア有数の大河であるブラマプトラ川など複数の河川が危険水位を超えている。今後も洪水が拡大する可能性があり、当局は警戒を続けている。
大雨は7月に本格化し、これまでに70万人以上が避難を余儀なくされた。ピーク時には約30万人が政府運営の避難所に身を寄せた。水位が下がった地域では住民が自宅に戻り始めているものの、地元メディアによると、10日時点で約4万9000人が125カ所の避難所や支援拠点で生活している。
被害は住宅だけにとどまらない。広大な農地が水没し、道路などのインフラが損傷したほか、多数の家畜が死んだ。特に被害が深刻なシバサガル地区では洪水によって複数の住宅が流され、酪農を営んでいた住民が牛を失うなど、生計そのものが破壊された。水が引いた後も住宅には最大で約1メートルの泥が堆積し、住民は生活の再建を迫られている。
州政府は被害状況の調査を急ぎ、屋根材などの建築資材を配布しているほか、約5万人に暫定的な金銭支援を実施した。今後、調査結果に基づいて追加の復旧支援を行う方針だ。
アッサム州では毎年、6~9月のモンスーン期を中心に洪水が発生する。専門家は気候変動によって南アジアのモンスーンが不安定化し、極端な雨が集中する傾向が強まっていると指摘する。
今回の洪水は毎年繰り返される自然災害に加え、気候変動による異常気象への備えが重要になっている現状を浮き彫りにした。
