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米テキサス州豪雨、広い範囲が冠水、2人死亡、救助活動続く

被害の全容は明らかになっていない。
2026年7月17日/米テキサス州オゾナ、大雨により冠水したエリア(AP通信)

南部テキサス州では数日間にわたる大雨の影響で洪水被害が相次ぎ、救助隊が各地で住民の救助活動に追われている。州当局によると、南部から中部にかけてこれまでに570件を超える水難救助が実施され、17日時点で少なくとも2人の死亡を確認した。被害の全容は明らかになっていない。

被害が特に大きいのはユバルディ周辺やカー郡などで、複数の河川が氾濫し、多くの住宅や商業施設が浸水した。橋の一部が崩落したほか、主要幹線道路である国道57号線では約80キロにわたる区間が通行止めとなり、地域の交通網にも大きな影響が及んでいる。

気象台によると、過去3日間の雨量は多いところで400ミリに達した。テキサス・ヒルカントリー地域は石灰岩の地盤の上に薄い土壌が広がる地形的特徴を持ち、雨水が地中に浸透しにくいため、短時間で河川の水位が急上昇しやすい。このため鉄砲水が発生しやすく、米国有数の洪水多発地域として知られている。

救助活動には州兵や消防、警察のほか、多数の緊急対応要員が投入され、ヘリコプターやボートを用いた救出が昼夜を問わず続けられている。一方で、一部地域ではなお降雨が続く見通しで、気象当局は新たな鉄砲水が発生する恐れがあるとして住民に警戒を呼び掛けている。道路の冠水箇所も多く、不要不急の外出を控えるよう繰り返し注意を促している。

水位が下がり始めた地域では泥や瓦礫の撤去が始まったが、被災した住宅や事業所の復旧には時間を要するとみられる。州知事は被災地支援を最優先課題として復旧作業を進める考えを示し、住民への支援を継続する方針を強調した。

専門家は、気候変動の影響で短時間に大量の雨が降る事例が増えていると指摘している。洪水リスクを踏まえたインフラ整備や防災対策の強化が急務になっている。

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