欧州熱波:ベルギー東部で山火事延焼中、ドイツ国境に迫る
欧州では今年、熱波と干ばつが繰り返されており、気候変動によって高温・乾燥が深刻化する中、森林火災の頻発と大規模化が各国共通の課題となっている。
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欧州各地で記録的な暑さと乾燥による山火事が続いている。ベルギー東部では同国史上最大級の山火事がドイツ国境に迫り、ギリシャでは首都アテネ近郊のサラミス島の山火事で2人が死亡した。フランスやクロアチアなどでも火災が発生しており、猛暑に伴う森林火災への警戒が強まっている。
ドイツ国境に近いベルギー・リエージュでは、8月14日に発生したとみられる火災が急速に拡大した。これまでに約30平方キロメートルが焼失し、ベルギー史上最大級の山火事となった。炎はドイツ国境に近づき、周辺住民に避難措置が取られた。約500人の消防士が消火に当たり、ドイツやオランダ、スウェーデンなどからも消防隊や航空機、ヘリコプターが支援に入った。ベルギーのフィリップ国王(King Philippe)も現地を訪れ、救助・消防関係者を激励した。
消火を難しくしているのが現地特有の泥炭地だ。地表で炎が弱まっても地下の泥炭がくすぶり続け、時間がたってから再び燃え広がる可能性がある。森林管理当局は地下での燃焼が数カ月続く可能性もあると指摘している。夜間の雨と気温の低下が火勢を弱める助けになったものの、鎮火には至っていない。
一方、ギリシャのサラミス島ではアテネ近郊で発生した山火事が強風にあおられて急速に拡大し、2人が死亡した。約500人が避難し、消防士約260人が航空機などの支援を受けて消火活動に当たっている。アテネ国際空港付近でも火災が発生したが、こちらは消し止められた。ギリシャ当局は今年、放火など火災に関連した容疑で300人以上を逮捕しており、サラミス島の火災についても捜査を進めている。
フランスでは南西部ランド県の火災が収まり、政府が被災地域への1200万ユーロの支援を発表した。クロアチアでも沿岸部で複数の火災が発生し、放火の疑いで4人が逮捕された。
欧州では今年、熱波と干ばつが繰り返されており、気候変動によって高温・乾燥が深刻化する中、森林火災の頻発と大規模化が各国共通の課題となっている。
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