◎授賞式のホストは、ティナ・フェイ氏(ニューヨーク会場)とエイミー・ポーラー氏(ロサンゼルス会場)が務めた。2つの会場で同時にセレモニーを行うのは今回が初めて。
2021年2月28日 AP通信/NBCニュース/2021年ゴールデングローブ賞、ホストのティナ・フェイ氏(左:ニューヨークから中継)とエイミー・ポーラー氏(右:ロサンゼルスから中継)

2021年のゴールデングローブ賞で最も多くの賞を獲得した作品はドラマ「ザ・クラウン(原題:(The Crown)だった。

ザ・クラウンはドラマ部門の作品賞や女優賞など、計4部門を制した。

映画ではデヴィッド・フィンチャー監督の「マンク(原題:Mank)」が6部門でノミネートされたが、作品賞と監督賞は「ノマドランド(原題:Nomadland)」に譲った。

授賞式のホストは、ティナ・フェイ氏(ニューヨーク会場)とエイミー・ポーラー氏(ロサンゼルス会場)が務めた。2つの会場で同時にセレモニーを行うのは今回が初めて。

監督賞候補のノミネートは5人中3人が女性だった。受賞したのはノマドランドのクロエ・ジャオ監督

映画部門の主演男優賞(ドラマ部門)を制したのは、マ・レイニーのブラックボトム(原題:Ma Rainey's Black Bottom)に主演した故チャドウィック・ボーズマン氏。同氏はアカデミー賞でも主演男優賞の獲得を期待されている。

受賞者および受賞作は次の通り。

映画部門

作品賞(ドラマ部門)

ファーザー(The Father)
マンク(Mank)
★ノマドランド(Nomadland)
プロミシング・ヤング・ウーマン(Promising Young Woman)
シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)

主演女優賞(ドラマ部門)

ヴィオラ・デイビス:マ・レイニーのブラックボトム(Ma Rainey's Black Bottom)
★アンドラ・デイ:The United States Vs. Billie Holiday(原題)
ヴァネッサ・カービー:私というパズル(Pieces of a Woman)
フランシス・マクドーマンド:ノマドランド(Nomadland)
キャリー・マリガン:プロミシング・ヤング・ウーマン(Promising Young Woman)

主演男優賞(ドラマ部門)

リズ・アーメッド:サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-(Sound of Metal)
★チャドウィック・ボーズマン:マ・レイニーのブラックボトム(Ma Rainey's Black Bottom)
アンソニー・ホプキンス:ファーザー(The Father)
ゲイリー・オールドマン:マンク(Mank)
タハール・ラヒム:モーリタニアン(The Mauritanian)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

★続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(Borat Subsequent Moviefilm)
ハミルトン(Hamilton)
ミュージック(Music)
・パーム・スプリングス(Palm Springs)
・ザ・プロム(The Prom)

主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)

マリア・バカロワ:続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(Borat Subsequent Moviefilm)
ケイト・ハドソン:ミュージック(Music)
ミシェル・ファイファー:フレンチ・エグジット(French Exit)
★ロザムンド・パイク:アイ・ケア・ア・ロット(I Care a Lot)
アニャ・テイラー・ジョイ:エマ(Emma)

主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)

★サシャ・バロン・コーエン:続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画(Borat Subsequent Moviefilm)
ジェームズ・コーデン:ザ・プロム(The Prom)
リン・マニュエル・ミランダ:ハミルトン(Hamilton)
・デーヴ・パテール:どん底作家の人生に幸あれ!(Personal History of David Copperfield)
アンディ・サムバーグ:パーム・スプリングス(Palm Springs)

外国語映画賞

・Another Round(原題)
・ラ・ヨローナ〜泣く女〜(La Llorona)
・これからの人生(The Life Ahead)
★ミナリ(Minari)
・TWO OF US(原題)

助演女優賞

グレン・クローズ:ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌(Hillbilly Elegy)
オリビア・コールマン:ファーザー(The Father)
★ジョディ・フォスター:モーリタニアン(The Mauritanian)
・アマンダ・サイフリッド:マンク(Mank)
ヘレナ・ゼンゲル:この茫漠たる荒野で(News of the World)

助演男優賞

サシャ・バロン・コーエン:シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)
★ダニエル・カルーヤ:ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア(Judas and the Black Messiah)
ジャレッド・レト:ザ・リトル・シングス(The Little Things)
ビル・マーレイ:オン・ザ・ロック(On the Rocks)
レスリー・オドム・ジュニア:あの夜、マイアミで(One Night in Miami)

監督賞

エメラルド・フェネル:プロミシング・ヤング・ウーマン(Promising Young Woman)
デヴィッド・フィンチャー:マンク(Mank)
レジーナ・キング:あの夜、マイアミで(One Night in Miami)
アーロン・ソーキン:シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)
★クロエ・ジャオ:ノマドランド(Nomadland)

Searchlight Pictures/AP通信/映画「ノマドランド」
脚本賞

エメラルド・フェネル:プロミシング・ヤング・ウーマン(Promising Young Woman)
ジャック・フィンチャー:マンク(Mank)
★アーロン・ソーキン:シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)
フローリアン・ゼレールとクリストファー・ハンプトン:ファーザー(The Father)
クロエ・ジャオ:ノマドランド(Nomadland)

作曲賞

マンク(Mank)
・ミッドナイト・スカイ(The Midnight Sky)
・この茫漠たる荒野で(News of the World)
★ソウルフル・ワールド(Soul)
・テネット(Tenet)

主題歌賞

・Fight for You:ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア(Judas and the Black Messiah)
・Hear My Voice:シカゴ7裁判(The Trial of the Chicago 7)
★Io Si (Seen):これからの人生(The Life Ahead)
・Speak Now:あの夜、マイアミで(One Night in Miami)
・Tigress & Tweed:The United States Vs. Billie Holiday(原題)

アニメ映画賞

・ザ・クルーズ ア・ニュー・エイジ(The Croods: A New Age)
・2分の1の魔法(Onward)
・フェイフェイと月の冒険(Over the Moon)
★ソウルフル・ワールド(Soul)
・ウルフウォーカー(Wolfwalkers)

テレビドラマ部門

作品賞(ドラマ部門)

★ザ・クラウン(The Crown)
・ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路(Lovecraft Country)
・マンダロリアン(The Mandalorian)
・オザークへようこそ(Ozark)
・ラチェッド(Ratched)

女優賞(ドラマ部門)

オリビア・コールマン:ザ・クラウン(The Crown)
ジョディ・カマー:キリング・イヴ(Killing Eve)
★エマ・コリン:ザ・クラウン(The Crown)
ローラ・リニー:オザークへようこそ(Ozark)
サラ・ポールソン:ラチェッド(Ratched)

Des Willie/Netflix/ AP通信/ドラマ「ザ・クラウン」
男優賞(ドラマ部門)

ジェイソン・ベイトマン:オザークへようこそ(Ozark)
★ジョシュ・オコナー:ザ・クラウン(The Crown)
ボブ・オデンカーク:ベター・コール・ソウル(Better Call Saul)
アル・パチーノ:ハンターズ(Hunters)
マシュー・リース:ペリー・メイスン(Perry Mason)

作品賞(ミュージカル・コメディ部門)

・エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)
・ザ・フライト・アテンダント(The Flight Attendant)
・THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語(The Great)
★シッツ・クリーク(Schitt's Creek)
・テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく(Ted Lasso)

女優賞(限定、アンソロジー、テレビ向け映画部門)

ケイト・ブランシェット:ミセス・アメリカ(Mrs. America)
デイジー・エドガー・ジョーンズ:ふつうの人々(Normal People)
シラ・ハース:アンオーソドックス(Unorthodox)
ニコール・キッドマン:THE UNDOING(原題)
★アニャ・テイラー・ジョイ:クイーンズ・ギャンビット(The Queen's Gambit)

男優賞(限定、アンソロジー、テレビ向け映画部門)

ブライアン・クランストン:Your Honor(原題)
ジェフ・ダニエルズ:ザ・コミー・ルール(The Comey Rule)
ヒュー・グラント:The Undoing(原題)
イーサン・ホーク:The Good Lord Bird(原題)
★マーク・ラファロ:ある家族の肖像(I Know This Much Is True)

作品賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)

・ふつうの人々(NormalPeople)
★クイーンズ・ギャンビット(The Queen's Gambit)
Small Axe(原題)
The Undoing(原題)
・アンオーソドックス(Unorthodox)

女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)

リリー・コリンズ:エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)
ケイリー・クオコ:ザ・フライト・アテンダント(The Flight Attendant)
エル・ファニング:THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~(The Great)
ジェーン・レヴィ:ゾーイの超イケてるプレイリスト(Zoey's Extraordinary Playlist)
★キャサリン・オハラ:シッツ・クリーク(Schitt's Creek)

男優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)

ドン・チードル:Black Monday(原題)
ニコラス・ホルト:THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~(The Great)
ユージン・レヴィ:シッツ・クリーク(Schitt's Creek)
★ジェイソン・サダイキス:テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく(Ted Lasso)
ラミー・ユセフ:ラミー 自分探しの旅(Ramy)

助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)

★ジリアン・アンダーソン:ザ・クラウン(The Crown)
ヘレナ・ボナム・カーター:ザ・クラウン(The Crown)
ジュリア・ガーナー:オザークへようこそ(Ozark)
アニー・マーフィー:シッツ・クリーク(Schitt's Creek)
シンシア・ニクソン:ラチェッド(Ratched)

助演男優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)

★ジョン・ボイエガ:Small Axe(原題)
ブレンダン・グリーソン:ザ・コミー・ルール(The Comey Rule)
ダニエル・レヴィ:シッツ・クリーク(Schitt's Creek)
ジム・パーソンズ:ハリウッド(Hollywood)
ドナルド・サザーランド:The Undoing(原題)

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