2020年11月23日 AP通信/デラウェア州ウィルミントン、ジョー・バイデン氏

23日、一般調達局(GSA)のエミリー・マーフィー局長は、ジョー・バイデン次期大統領のチームに正式な移行許可を与えた

マーフィー局長は民主党員、業界団体、州および地方政府の指導者などから選挙の結果を認め、権力の移行許可を与えるよう圧力を受け続けていた。

下院委員会はバイデン氏の勝利を認めないGSAに説明を求め、23日までに許可しなければ公聴会を開くと圧力をかけていた。

バラク・オバマ大統領の最後の首席補佐官、デニス・マクドノー氏はABCニュースの取材に対し、「GSAの公式承認により、バイデン氏とチームは大統領日報を含む機密情報へのアクセスを許可された」と述べた。

デニス・マクドノー元大統領首席補佐官:
「移行の精神、伝統、慣行は守られた。新政権はこれから直面する様々な問題を引き継ぐ」

「移行チームは、議会委員会、民主党の指導者、コロナウイルスに対応する各州知事、ワクチン生産者などと連絡を取り合っているが、政府機関の職員から得られる情報に勝るものはない」

一方、トランプ大統領は移行許可が発表された直後にツイッターを更新。局長は独立して行動し、ホワイトハウスは圧力をかけていないとツイートした。

ドナルド・トランプ大統領:
「私たちは勝つと信じている。それでも、アメリカの利益のために、私はエミリーとGSAに権力の移行を行う必要があると勧め、私のチームにも同じことを指示した」

トランプ大統領はマーフィー局長の承認に反発せず、権力の移行を受け入れた

マーフィー局長は新政権の移行チームに宛てた文章の中で、トランプ大統領の対応に感謝し、「単独で決断したと強調した。

エミリー・マーフィー局長:
「私は常に正しいことをするよう努めてきた。今回の承認は法律と入手可能な事実に基づき、GSAの判断で決断を下した」

直接的または間接的にホワイトハウスから圧力を受けたことはない

2019年6月21日 AP通信/ワシントンD.C.国土安全保障省、エミリー・マーフィー局長

新政権移行チームのヨハネス・アブラハム氏はGSAの承認について、「アメリカが直面しているコロナウイルスや経済などの課題に対処するために必要なステップ」と述べた。

ヨハネス・アブラハム氏:
「バイデン氏と移行チームは連邦当局とコロナウイルスについて話し合う会合を開催し、国家安全保障に関する完全な説明を受ける。トランプ政権は移行作業を通して、政府機関の空白の危険性を理解するだろう」

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