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▽アナリストはこれで中央銀行が利下げに踏み切りやすくなったと指摘している。
メキシコ、首都メキシコシティの市場(ロイター通信)

メキシコ国家統計局INEGIが先月の消費者物価指数(CPI)を公表した。

それによると、25年4月のインフレ率は前年比3.93%増、市場の予想とほぼ一致した。3月の3.80%を上回ったが中央銀行の目標範囲内であった。

中銀の目標値は3%(プラスマイナス1%)である。

アナリストはこれで中央銀行が利下げに踏み切りやすくなったと指摘している。

中銀は3月、政策金利を0.5%引き下げ、9.0%に設定。インフレの鈍化を強調する一方、貿易摩擦と経済見通しの悪化に関連する不確実性の高まりを警告した。利下げは2会合連続であった。

次回の金融政策決定会合は5月15日に予定されている。

中銀はインフレ率が目標範囲内にとどまれば、さらなる緩和を行うと示唆している。

メキシコの25年第一四半期(1~3月)のGDP伸び率は市場の予想を上回り、前年比プラス0.2%。テクニカル・リセッションを回避した。

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