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▽北朝鮮軍の支援を受けるロシア軍は過去数ヶ月間、この地域でゆっくりと陣地を取り戻そうとしていた。
2024年12月19日/ロシア、首都モスクワ、プーチン大統領(AP通信)

ロシアプーチン(Vladimir Putin)大統領が西部クルスク州全土をウクライナ軍から奪還したとして、司令官たちに電話をかけ、労をねぎらった。国営メディアが27日に報じた。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は同日、ロシア西部クルスク州とベルゴロド州で自軍が活動を付けているとSNSに投稿。プーチン氏の主張を改めて否定した。

ロシア国営テレビは大統領府のペスコフ(Dmitry Peskov)報道官の発言を引用し、プーチン氏は現場の司令官らに電話をかけ、クルスク奪還作戦が終了したことを祝ったと伝えている。

ウクライナ軍参謀本部は26日、ロシア軍がクルスク州の領土を完全に奪還したというプーチン氏の主張を否定。一部地域で作戦を継続していると強調した。

北朝鮮軍の支援を受けるロシア軍は過去数ヶ月間、この地域でゆっくりと陣地を取り戻そうとしていた。

ロシア国営テレビはペスコフ氏の発言として、「プーチン大統領はクルスクでの勝利に祝意を表し、軍兵士らの英雄的な働きに感謝した」と伝えている。

それによると、プーチン氏はクルスク奪還作戦の指揮官と、特に功績のあった部隊の指揮官と電話で話しをしたという。

タス通信はこれに先立ち、ロシア軍司令官がプーチン氏に対し、クルスク州に取り残されたウクライナ軍の残党は間もなく壊滅すると報告したと報じていた。

和平協議を仲介するトランプ(Donald Trump)米大統領は26日、ロシアによる最近のウクライナ攻撃を批判し、「プーチン大統領はウクライナでの戦争を止めたくないかもしれない」とSNSに投稿していた。

トランプ氏はロシアとウクライナの和平合意が成立する明確な兆候が早期に見られなければ、仲介から撤退する意向を示している。

ウクライナ空軍は27日、ロシア軍が発射したドローン149機のうち57機を撃墜、67機を電子戦で無力化したと明らかにした。

またウクライナ空軍はロシア軍が先週、ウクライナ領内に向けて様々な種類のミサイル48発と攻撃ドローン442機を発射したと報告した。

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