▽事件はザムファラ州郊外の鉱山がある集落で発生。武装集団が24日の昼過ぎに押し入り、住民を虐殺したという。
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ナイジェリア北西部ザムファラ州の集落に正体不明の武装集団が押し入り、少なくとも20人を殺害した。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが25日、明らかにした。
それによると、事件はザムファラ州郊外の鉱山がある集落で発生。武装集団が24日の昼過ぎに押し入り、住民を虐殺したという。
アムネスティはX(旧ツイッター)への投稿で、「オートバイに乗った武装兵たちは鉱山の採掘現場で14人を処刑し、集落に押し入り、6人を殺害した」と書いた。
数十人が負傷したとされる。
犯行声明を出した組織は確認されていない。
ナイジェリア北部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やその関連組織「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」など、数十の過激派や武装勢力が活動している。
鉱物資源が豊富な北西部地域では武装集団が集落や鉱山を襲撃する事件が多発している。
アムネスティは声明の中で、「この地域の住民は何度も武装集団に襲われ、恐怖の中で生活している」と述べた。
ザムファラ州では1月、正体不明の武装集団が集落に押し入り女性と子供を含む少なくとも50人を誘拐した。