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▽モルドバの人口は約250万人。旧ソ連構成国であり、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難してきた。それ以来、モルドバとロシアの関係は著しく悪化している。
2025年4月24日/モルドバ、首都キシナウの大統領府、EUのカラス外交安全保障上級代表(ロイター通信)

EUは24日、ウクライナへの攻撃を続けるロシアのドローンが領内に何度も侵入しているモルドバの防空システムを強化するため、2000万ユーロ相当の兵器を供与すると表明した。

ウクライナと国境を接するモルドバは防空システムの近代化を進めている。

モルドバ政府によると、ロシア軍の自爆ドローンが領空を侵犯することは珍しくなく、領内に墜落したり、空中で爆破して破片が国境近くの集落に降り注いだこともあったという。

EUのカラス(Kaja Kallas)外交安全保障上級代表は首都キシナウでサンドゥ(Maia Sandu)大統領と会談。共同記者会見で、「今回の支援はロシアのミサイルや無人機がモルドバ領内に落下するのを防ぐのに役立つ」と語った。

サンドゥ氏は「市民の命と生活を守るために、防空システムの近代化を推し進め、同盟国と連携してウクライナをサポートしていく」と述べた。

EUはモルドバに6000万ユーロの軍事支援を提供する予定。今回の防空システムはその一部である。

モルドバの人口は約250万人。旧ソ連構成国であり、ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難してきた。それ以来、モルドバとロシアの関係は著しく悪化している。

モルドバ東部の分離主義者が実行支配する「沿ドニエストル」にはロシア軍が駐留している。

モルドバ政府は昨年5月、EUと安全保障・防衛パートナーシップ協定を締結した。

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