▽エミレーツNBDは中東最大級の資産総額を誇る銀行であり、経済成長、信用需要の高まり、政府主導の非石油部門への投資によって潤っている。
ドバイ、エミレーツNBDの本社ビル前(Getty-Images).jpg)
アラブ首長国連邦(UAE)に本社を置く金融グループ「エミレーツNBD」は22日、融資と金利収入の力強い伸びに支えられ、第1四半期(1~3月)の収益が大幅に増加したと発表した。
エミレーツNBDは中東最大級の資産総額を誇る銀行であり、経済成長、信用需要の高まり、政府主導の非石油部門への投資によって潤っている。
エミレーツNBDの第1四半期の総資産は14%増の1兆300億ディルハム(約39兆7800億円)。預金も増加したことを受けて、株価は22日午前中の取引で1%上昇した。
第1四半期の純利益は62億ディルハム(約2400億円)となり、市場の予想(平均51億ディルハム)を上回った。
純金利収入は14%増の85億ディルハム、非資金収入は5%増の34億ディルハムであった。
湾岸諸国が多角化計画を推し進める中、インフラ、観光、産業プロジェクト向けの資金が地元金融機関に流れ込み、融資が増加。収益性が高まっている。
ドバイのビジネス・フレンドリーな環境と規制の緩やかさに支えられ、湾岸諸国の資本が集まる場所としての役割も、富裕層の顧客や地域企業との関係を深めるのに役立っている。