スポンサーリンク
▽サントリーニ島、アモルゴス島、アナフィ島、イオス島では1月26日以来、大小さまざまな地震が2万回以上発生。当局は4島に非常事態を宣言した。
2025年2月2日/ギリシャの有名観光地サントリーニ島(Getty Images/AFP通信)

ギリシャの有名観光地サントリーニ島近海の地震活動を監視している委員会は24日、地震の回数が徐々に減少していると明らかにした。

アテネ大学やテッサロニキ大学などの専門家で構成される委員会は声明で、「この地域での地震活動は1日の地震回数と最大マグニチュードの両方において、緩やかな減少を示し続けている」と述べた。

サントリーニ島、アモルゴス島、アナフィ島、イオス島では1月26日以来、大小さまざまな地震が2万回以上発生。当局は4島に非常事態を宣言した。

24日時点で地震による負傷者は報告されていない。

この結果、数千人の島民が本土に避難した。

4島の学校は4週間閉鎖されたまま、他の多くの制限も有効である。しかし、委員会は群発地震の最近の減少に勇気づけられたと強調した。「2月15日以来、微小地震の増加は確認されておらず、徐々に低下している...」

同委員会は1月26日~2月22日の間にM1以上の地震を2万回以上記録したと報告。最大震度はM5.3であったが、被害は軽微であった。

ギリシャ南部のペロポネソス半島からキクラデス諸島にかけて広がる火山帯を監視している専門家たちはサントリーニ島のカルデラ北部にある中央断層線で「火山活動が活発化している」と指摘する一方、入手可能なデータを見る限り、カルデラ噴火が差し迫っているという兆候はみられないという。

また専門家たちは紀元前1628年頃にサントリーニ・カルデラで発生した大噴火のような事態になる可能性は低いとみている。近隣の火山は375年前に噴火している。

サントリーニ島の人口は約2万人。ギリシャを代表する観光地のひとつであり、年間340万人もの観光客が訪れる。

サントリーニ島の市長は24日、先週末から数千人が島に戻ったと明らかにした。また市長は政府に対し、丘陵斜面への落石対策フェンスの設置・修理など、さらなる支援を提供するよう求めた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク