スポンサーリンク
▽事件はニジェール西部のブルキナファソ国境付近の集落で3日に発生。何者かが家畜を盗んだと軍に通報し、部隊が現場に向かった。
2022年2月20日/ニジェール、南部マラディ州の村(Getty Images/AFP通信/PAメディア)

アフリカ西部・ニジェールの集落で正体不明の武装勢力が陸軍部隊に待ち伏せ攻撃を仕掛け、兵士少なくとも10人が死亡した。軍事政権が6日、明らかにした。

それによると、事件はニジェール西部のブルキナファソ国境付近の集落で3日に発生。何者かが家畜を盗んだと軍に通報し、部隊が現場に向かった。

軍政の報道官は声明で、「何者かが部隊に待ち伏せ攻撃を仕掛け、兵士10人が死亡、容疑者は現場から逃走した」と述べた。

また報道官は「翌日、増援部隊が15人のテロリストを無力化した」と述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

ニジェールと西側の関係は23年7月のクーデターでバズム(Mohamed Bazoum)大統領が追放されて以来、悪化の一途をたどっている。

軍政は旧宗主国フランスに部隊撤退を命じ、24年5月には米国との軍事協定を打ち切ると一方的に発表。米軍は9月に撤退を終えた。

それ以来、軍政は国際テロ組織アルカイダやイスラム国(ISIS)系組織による暴力の激化に直面している。

ニジェール、ブルキナ、マリの軍事政権はサヘル諸国連合(AES)を形成してロシアに接近。マリ軍政はロシアの民間軍事会社ワグネルと契約を結び、一般市民を巻き込みながら過激派を掃討している。

ニジェールとブルキナの国境では昨年12月にも襲撃事件が発生し、兵士10人が死亡、7人が負傷している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク