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▽TPSは母国が自然災害や武力紛争、その他異常事態に見舞われた場合に適用される。
メキシコ南部、貨物列車を待つ移民家族(ロイター通信)

トランプ米政権が国内にいるベネズエラ人に対する18ヶ月間の強制送還の延長と一時的保護資格(TPS)プログラムを正式に打ち切った。現地メディアが2日に報じた。

ロイター通信によると、米国内にいるベネズエラ人約60万人のうち30万人以上が影響を受けるという。

この30万人は2カ月以内に保護資格を失い、不法移民として強制送還される可能性がある。

ニューヨーク・タイムズ紙はノーム(Kristi Noem)国土安全保障長官が発行した文書を引用し、「この影響を受けるベネズエラ人は連邦政府が終了通知を発行してから60日後に、強制送還免除の対象外となる」と伝えている。

タイムズ紙によると、この30万人は25年4月までTPSを持っていた。残り半分は通知の影響を受けず、25年9月まで保護の対象と見通し。

TPSは母国が自然災害や武力紛争、その他異常事態に見舞われた場合に適用される。

バイデン前政権はこのプログラムを大幅に拡大し、現在では17カ国の100万人以上が対象となっている。

バイデン前政権はトランプ(Donald Trump)大統領就任の1週間前にベネズエラ、エルサルバドル、ウクライナ、スーダンのTPSを延長していた。

トランプ氏は第1次政権にほぼ全てのTPS登録を打ち切ろうとしたが、連邦裁判所に阻止されていた。

トランプ氏は1日、ベネズエラ政府が米国内で拘束されたベネズエラ人不法移民を受け入れることに同意したと発表した。ベネズエラ政府はコメントを出していない。

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