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▽事件後、政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。
パキスタン、南西部バルチスタン州、陸軍の兵士(Getty Images)

パキスタン南西部バルチスタン州で治安部隊と武装勢力が衝突し、陸軍兵士18人と武装勢力の戦闘員12人が死亡した。陸軍が1日、明らかにした。

それによると、治安部隊は武装勢力が州都クエッタ近郊の幹線道路にバリケードを設置したため、現場に急行。銃撃戦になったという。

陸軍は声明で、「1日未明から朝にかけての銃撃戦で18人の治安要員が死亡し、最終的にバリケードの撤去に成功した」と明らかにした。

また陸軍は「テロリスト12人を無力化し、この卑怯なテロ攻撃に関与した者を追跡している」と述べた。

事件後、政府勢力「バルチスタン解放軍(BLA)」が犯行声明を出した。

バルチスタン州では四半世紀ほど前から政府と分離主義勢力による紛争が続いており、BLAなどの反乱軍は州の資源を分配するよう中央政府に要求。その後、独立を求めて反乱を起こした。

BLAは24年11月、バルチスタン州内で数十人を殺害。最も多くの死者を出したのは州都クエッタの駅での自爆テロだった。

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