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▽バングラデシュ鉄道の組合員約2万人がストに参加している。
2025年1月28日/バングラデシュ、首都ダッカの駅、飲料水を売り歩く男性(AP通信)

バングラデシュの国鉄労働組合が28日、賃上げや労働環境の改善を求めるストライキを開始した。

現地メディアによると、バングラデシュ鉄道の組合員約2万人がストに参加している。

これにより、全国のほぼ全ての路線で運休が発生。首都ダッカの駅にはストを知らなかった利用客が殺到し、駅員に詰め寄る人もいた。

バングラデシュ鉄道労働組合の委員長は声明で、「ユヌス暫定政権との交渉が27日遅くに決裂したため、全国の支部にストを開始するよう通知した」と述べた。

また委員長はストの期間について、「政府が要求を受け入れるまで続く」とした。

地元メディアによると、バングラ鉄道の年間利用者は約6500万人。組合員数は約2万5000人。

ダッカの主要駅であるカムラプール駅にはストを知らなかった数百人の利用客が押し寄せた。

カムラプール駅の駅長は地元テレビ局の取材に対し、「バス会社に代替輸送を依頼している」と語った。

昨年8月に暫定首相に就任したノーベル平和賞受賞者のユヌス(Muhammad Yunus)氏は機能不全に陥っている政府や国会の立て直しを進めているが、問題解決には年単位の時間がかかると警告している。

ハシナ(Sheikh Hasina Wajed)前首相は昨年7月に激化した反政府デモを受け退任。8月5日にヘリコプターでインドに逃亡した。

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