▽4年前に政権を握ったタリバンはシャリア(イスラム法)の解釈に基づき、小学6年生以上の女子の教育を禁じている。
アフガニスタン・タリバン暫定政権の幹部が18日、女性に対する教育禁止令を廃止するよう求めた。
外務省の政務次官はX(旧ツイッター)への投稿で最高指導者アクンザダ(Hibatullah Akhundzada)師に対し、女子教育を禁じる政令を廃止するよう訴えた。
また政務次官は東部ホースト州での演説でも女子教育に言及。「女性や少女に教育を受けさせない理由はない」と語った。
4年前に政権を握ったタリバンはシャリア(イスラム法)の解釈に基づき、小学6年生以上の女子の教育を禁じている。
昨年9月には当局が女性のための医療訓練や講座を中止したという報告もあった。
アフガンの女性は女性医師や特別な免許を持つ医療専門家によってのみ治療を受けることができる。当局はまだ医療訓練の禁止を確認していない。
政務次官はXに投稿した動画の中で、「私たちは国民の半数に対して不正を行い、権利を奪っています。これはイスラム法の解釈ではなく、私たちの選択、あるいは本性なのです」と述べた。
西側諸国はタリバンが女性の権利を含む基本的人権を保障しない限り、正当な政府と認めることはないと強調している。