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▽事故は18日の早朝に発生。タンクローリーからガソリンが漏れ出し、人だかりができた後、爆発したという。
2025年1月18日/ナイジェリア、中部ナイジャ州、爆発した石油タンクローリーと消防士(AP通信)

アフリカ西部・ナイジェリア中部ナイジャ州で石油タンクローリーが事故を起こした後に爆発し、少なくとも70人が死亡、56人が重軽傷を負った。警察が18日、明らかにした。

それによると、事故は18日の早朝に発生。タンクローリーからガソリンが漏れ出し、人だかりができた後、爆発したという。

州警察は声明で、「漏れ出したガソリンを回収しようとした地元住民が爆発に巻き込まれた」と語った。

消防が消火に当たり、1時間ほどで鎮火。これまでに70人の死亡が確認され、56人が負傷し、複数の露店が全焼した。

ロイター通信によると、地元当局が犠牲者の遺体を埋葬する準備を進めているという。

ナイジェリアではタンクローリーが絡む事故が多発している。

ナイジェリアは世界で最も交通事故の多い国のひとつであり、毎年推定5万~6万人が死亡している。原因の大半が無謀運転とルール無視だ。

同国には貨物を輸送する鉄道システムがないため、その多くをトラックで輸送している。

警察によると、タンクローリーが絡む事故は2020年だけで1531件発生し、535人が死亡、1142人が負傷したという。

北部ジガワ州で昨年10月に発生したタンクローリー爆発事故では170人が死亡、少なくとも70人が重軽傷を負った。

ナイジェリアのガソリン価格はティヌブ(Bola Tinubu)大統領が23年5月の就任時にガソリン補助金を廃止して以来、5倍以上に値上がりしている。

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