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▽ローマカトリック教会は数年前からキューバ当局が恣意的に司祭や活動家を拘束しているとして、解放するよう求めてきた。
バチカン市国、フランシスコ教皇とキューバのディアスカネル大統領(ロイター通信)

中米キューバのディアスカネル(Miguel Díaz-Canel)大統領は14日、ローマカトリック教会との協議に基づき、国内で拘束されている553人の受刑者を「徐々に」に釈放すると発表した。

ディアスカネル氏は米政府が同国に対するテロ支援国家指定を解除する意向を示したことを称賛したものの、解除に時間がかかり過ぎたと指摘し、次期政権がそれを覆す可能性にも言及した。

バイデン(Joe Biden)米大統領は14日カトリック教会が仲介した取り引きの一環として、キューバのテロ支援国家指定を解除する意向を連邦議会に通知した。

カトリック教会は数年前からキューバ当局が恣意的に司祭や活動家を拘束しているとして、解放するよう求めてきた。

米政府は指定解除にあたり、共産党に科している経済制裁をいくらか緩和する予定だ。

オバマ旧政権は2015年にキューバとの国交を回復。翌年、経済制裁を一部緩和したが、後任であるトランプ(Donald Trump)氏はキューバに対する制裁を再開・強化。バイデン氏はこの4年間、それを維持してきた。

トランプ次期政権はバイデン氏の決定を覆す可能性がある。

ホワイトハウスによると、米当局が不当に拘束されているとみなす政治犯はバイデン氏が退任する1月20日までに解放される見通し。

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