▽住宅ローン金利は金融機関が住宅ローンの価格決定の目安とする債券利回りの上昇を反映している。
米国の30年物固定住宅ローン金利が4週連続で上昇し、昨年7月以来の高水準を維持している。
フレディマックは9日、30年ローンが先週の6.91%から6.93%に上昇したと発表。1年前は6.66%であった。
住宅ローン金利は金融機関が住宅ローンの価格決定の目安とする債券利回りの上昇を反映している。10年債利回りは昨年9月中旬の3.62%から今週4.66%まで上昇した。
米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買力を押し下げる可能性がある。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響も受ける。
昨年12月の住宅販売件数は今月末に発表される予定だ。
FRBが先月、25年は金利を2回しか引き上げないという見通しを示して以来、金利は上昇し続けている。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の6.13%から6.14%に上昇。1年前は5.87%であった。