▽ILAは全米約4万5000人の港湾労働者を代表する労働組合である。
米国の港湾労組が8日、港湾会社および配送会社と契約合意に達し、米国経済に打撃を与える可能性のあったストライキを回避した。
国際港湾労働者協会(ILA)と使用者である米国海事同盟(USMX)は1月15日の期限を1週間早めて、6年契約を結ぶことで暫定合意に達したと発表した。
ILAとUSMXは共同声明で、「この合意によって組合員の雇用は守られ、東海岸とメキシコ湾岸の港湾が新技術によって近代化され、より安全で効率的な港湾となり、サプライチェーンの強靭さを維持するために必要な港湾のキャパシティが創出される」と述べた。
ILAは昨年10月に3日間のストライキを行ったが、USMXが6年間で62%の賃上げを行うことで合意したため、一時休戦した。
もうひとつの争点である港のオートメーション化禁止は10月の合意に含まれておらず、両者は7日に交渉を再開。ILAは機械(特に半自動クレーン)が組合員に取って代わることを懸念していた。
ILAは全米約4万5000人の港湾労働者を代表する労働組合である。