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▽陸軍は過激派の詳細に言及していないが、西アフリカ最大のイスラム過激派組織ボコ・ハラムとみられる。
ナイジェリア、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの戦闘員(Getty Images)

ナイジェリア北東部ボルノ州で陸軍とイスラム過激派が衝突し、陸軍兵士6人と過激派の戦闘員34人が死亡した。陸軍が8日、明らかにした。

陸軍の報道官は声明で、「特殊部隊がオートバイやトラックに乗ったイスラム過激派に急襲攻撃を仕掛け、銃撃戦になった」と述べた。

AP通信は目撃者の話しとして、「その場にいた過激派は全員射殺された」と伝えている。

陸軍は過激派の詳細に言及していないが、西アフリカ最大のイスラム過激派組織ボコ・ハラムとみられる。

ボコ・ハラムは西アフリカで最も強力な過激派のひとつであり、その影響力は拡大し続け、隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。

中央政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。

APによると、今回の銃撃戦はボルノ州郊外の無法地帯とされる地域で発生したという。

ナイジェリア北部でこのような事件は珍しくなく、ボコ・ハラムを含む複数の武装集団が軍だけでなく、多くの市民を殺害している。

軍はボコ・ハラムとの戦いを有利に進めていると主張しているが、昨年も数百人の兵士が待ち伏せ攻撃や自爆テロで殺害されている。

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