▽チルパンシンゴの人口は約30万人。長い間、麻薬カルテル「ロス・アルディジョス」と対立するカルテル・ギャングによる血生臭い縄張り争いの舞台となってきた。
メキシコ、南部ゲレロ州チルパンシンゴの幹線道路(Getty Images)

メキシコ南部ゲレロ州チルパンシンゴのホリデースイベントに正体不明の武装集団が押し入り、主催者の男性を射殺した。地元警察が25日、明らかにした。

それによると、このイベントは毎年この時期に行われているという。

ゲレロ州知事はSNSに声明を投稿。「毎年恒例のイベントを主催している市民グループの代表が何者かに射殺された」と書いた。

警察が殺人事件として捜査している。地元メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。

チルパンシンゴの人口は約30万人。長い間、麻薬カルテル「ロス・アルディジョス」と対立するカルテル・ギャングによる血生臭い縄張り争いの舞台となってきた。

チルパンシンゴのアルコス(Alejandro Arcos)前市長は9月30日に就任し、10月6日に遺体となって発見された。地元メディアによると、アルコス氏の頭部は胴体の上に置かれ、上半身にカルテルのシンボルが刻まれていたという。

11月初めには市内の幹線道路沿いに放置されていたトラックから未成年者を含む11人の遺体が見つかっている。逮捕者は出ていない。

ゲレロ州検察は25日の声明で、「イベントの主催者ともう1人が殺害され、別の1人が負傷した」と述べた。

この市民グループはほぼ2世紀にわたって、チルパンシンゴでクリスマスから1月7日まで開催される芸術、食品、手工芸品の見本市を開催している。

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