▽ヨルダン川西岸地区では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で多くのパレスチナ人が殺害されている。
2024年12月24日/パレスチナ自治区、ヨルダン川西岸地区トゥルカレム(AP通信)

イスラエル軍が24日、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区のトゥルカレム難民キャンプなどを空爆し、女性2人を含む少なくとも8人が死亡、数人が負傷した。パレスチナ保健省が明らかにした。

それによると、トゥルカレム難民キャンプではイスラエル軍によるドローン攻撃と地上部隊による銃撃で7人が死亡。そのすぐ近くの難民キャンプでも1人が死亡したという。

トゥルカレムで死亡した7人のうち、2人は女性、1人は18歳の少年であった。

パレスチナ通信(WAFA)は18歳少年が胸部と腹部を撃たれて死亡。女性2人はドローン攻撃で死亡したと報じている。

イスラエル軍は声明を発表。「トゥルカレムでの対テロ作戦でパレスチナ人1人を殺害し、18人を逮捕、数十の武器を押収した」と明らかにした。

またイスラエル軍は空挺部隊がもうひとつの難民キャンプを空爆したことも認めた。

ヨルダン川西岸では昨年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル当局による取り締まりと入植者による暴力で多くのパレスチナ人が殺害されている。

国連人道問題調整事務所(OCHA)は先週、23年1月~24年11月までの間に、ヨルダン川西岸だけで968人のパレスチナ人が殺害されたことを確認したと明らかにした。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク