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◎野党は大統領選と議会選で不正があったと主張し、全データを開示するよう求めていた。
2024年11月27日/ナミビア、首都ウィントフークの投票所、ンダイトワ大統領代行(ロイター通信)

アフリカ南西部・ナミビアの憲法裁判所は13日、選挙管理委員会に対し、先月末に行われた大統領選挙と議会選挙の集計表を含むデータを野党に開示するよう命じた。

選管は先週、選挙の最終結果を公表し、大統領代行を務めるンダイトワ(Netumbo Nandi-Ndaitwah)副大統領の勝利が確定した。

ンダイトワ氏の得票率57%、野党IPCのイトゥラ(Panduleni Itula)氏に大差をつけた。

野党は大統領選と議会選で不正があったと主張し、全データを開示するよう求めていた。

選管は11月27日の投票日当日、物流や技術的なトラブルにより、各地の投票所に長蛇の列ができたため、投票期間を11月30日まで延長した。

ンダイトワ氏の与党・SWAPOは議会選でも勝利した。

IPCは自分たちの主張を立証し、選挙の有効性を確認する必要があると訴えていた。

憲法裁は判決で、選管に対し、来週までに選挙の全データを当事者に開示するよう命じた。

これには各投票所で投じられた票や数百枚に及ぶ集計表などが含まれている。

ナミビアの人口は約260万人。1990年にアパルトヘイト下の南アフリカから独立して以来、選挙で大統領を選出してきた。大統領の任期は5年。3選は禁じられている。

ンダイトワ氏は1970年代にナミビアの反体制派グループに参加し、政界に進出。来年3月に同国初の女性大統領に就任する予定だ。

ンダイトワ氏はガインゴブ(Hage Geingob、82歳)前大統領が今年2月に死去して以来、大統領代行を務めている。

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