スポンサーリンク
◎今回の選挙は深刻化する経済危機と貧困対策が最大の争点となった。
2024年12月8日/ガーナ、首都アクラ、大統領選に勝利したマハマ元大統領の支持者たち(ロイター通信)

アフリカ西部・ガーナの選挙管理委員会は9日、週末に行われた大統領選の得票率を公表し、最大野党・国民民主会議党(NDC)のマハマ(John Mahama)元大統領の勝利が確定した。

与党・新愛国党(NPP)の副大統領であるバウミア(Mahamudu Bawumia)氏は8日に敗北を認めていた。

選管によると、開票率90%の時点でマハマ氏の得票率は56.5%、バウミア氏は41%。9つの選挙区で開票作業が続けられているが、バウミア氏が逆転する可能性はない。投票率は速報値で60%強。

今回の選挙は深刻化する経済危機と貧困対策が最大の争点となった。

マハマ氏は8日の勝利演説で、「様々な面で国をリセットする」と強調。同氏は選挙期間中、経済に重点を置くとアピールし、特に若者の支持を集めた。

マハマ氏は9日の演説で、「手頃な価格の住宅、医療、食料、清潔な水、安全な仕事、公正な賃金など、国民の基本的なニーズを満たすことが重要だ」と語った。

またマハマ氏は公約通り、経済に焦点を当てると強調。「この国がすべての国民の幸福を考え、それぞれに尊厳ある生活、無限の機会を与えるようになることを望んでいる」と述べた。

バウミア氏は現職のアクフォアド(Nana Akufo-Addo)大統領の政策を引き継ぎ、進行中の複数の課題に対処すると訴えてきた。

マハマ氏は65歳。2012年7月から2017年1月まで大統領を務めた。大統領の2期8年まで。3選は禁じられている。マハマ氏は来年1月に就任する予定だ。

議会選の結果は10~11日中に判明する予定。こちらもNPPとNDCの一騎打ちとなっている。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク