◎ゲオルゲスク氏は無所属で出馬。主要メディアで取り上げられることはほとんどなく、SNSを使って支持率を伸ばしたようだ。
ルーマニアの選挙管理委員会が24日夜、大統領選の暫定結果を公表した。
それによると、開票率97%時点で極右のゲオルゲスク(Calin Georgescu)氏が得票率22%強でトップ。チョラク(Marcel Ciolacu)首相の20%を上回った。
地元メディアの出口調査では2位だった中道右派のラスコニ(Elena Lasconi)氏が19%で3位。ルーマニア人統一同盟(AUR)の極右シミオン(George Simion)氏が14%で続いた。
12月8日の決選投票はゲオルゲスク氏とチョラク氏の争いになりそうだ。
ゲオルゲスク氏は1990年代に環境省の要職を務め、選挙前の世論調査では5%程度の支持しか集めていなかったため、今回の結果は驚きをもって受け止められた。
ゲオルゲスク氏は無所属で出馬。主要メディアで取り上げられることはほとんどなく、SNSを使って支持率を伸ばしたようだ。
出口調査ではチョラク氏がトップ、ラスコニが2位という結果だった。
まもなく2期目の任期を終えるヨハニス(Klaus Iohannis)大統領はウクライナへの支援を誓い、EUおよびNATOの同盟国と連携して対ロシア制裁を科してきた。