◎ザンビアでは近年、採石場や鉱山でこのような死亡事故が多発している。
アフリカ南部・ザンビアの露天掘り銅山で崩落事故が発生し、8人が死亡、1人が行方不明になっている。当局が30日、明らかにした。
それによると、事故は中部カッパーベルト州郊外の銅山で発生。これまでに8人の死亡が確認され、2人が救助された。
国営テレビは関係者の話しとして、「亡くなった8人のうち6人は同じ家族だった」と報じている。
崩落の原因は明らかになっていない。救助隊が生き埋めになった1人を捜索している。
報道によると、亡くなった8人は銅山を所有する会社の従業員ではなく、許可なく敷地内に立ち入り、銅を探していたという。
ザンビアでは近年、採石場や鉱山でこのような死亡事故が多発している。
カッパーベルト州の別の鉱山では今月初め、10人の非正規鉱夫が崩落事故により死亡した。
8月には首都ルサカ近郊の採石場で砂利の山が崩れ、9人が死亡している。
昨年12月にはカッパーベルト州の別の露天掘り鉱山で大雨による地滑りが発生。30人以上の非正規鉱夫が死亡した。
ヒチマレ(Hakainde Hichilema)大統領は最近、鉱山で死亡事故が相次いでいることに深刻な懸念を表明し、取り締まりを強化すると表明していた。