◎ホワイトハウスをめぐるレースが最終盤に差し掛かる中、両候補の支持率は拮抗。どちらが勝ってもおかしくない状況になっている。
米国のトランプ(Donald Trump)前大統領が27日、民主党の牙城であるニューヨーク州のマディソン・スクエア・ガーデンで共和党集会を開いた。
ブロードウェイの熱狂的なファンであるトランプ氏はミュージカル・ゲストや共和党の盟友たちとともにパフォーマンスを披露、ハリス(Kamala Harris)副大統領に投票しないでと呼びかけた。
トランプ氏はニューヨークでビジネス帝国を築き上げ、その後、刑事裁判や民事裁判に直面し、大統領経験者として初めて有罪判決を受けた。
トランプ氏は「ニューヨークを再び偉大にしたい」と語った。「素晴らしい時間になると思うし、本当にすべてを祝うことになるだろう。もう選挙運動はしない。これからは米国を偉大にするために選挙運動をすることになる...」
待ちに待った集会の前日、トランプ氏はニューヨーク市の共和党支持者を煽り、「民主党がニューヨーク市をゴミ溜めにした」と非難。民主党の牙城を切り崩そうとした。
またトランプ氏はニューヨークに大量の移民が流入していると憤慨し、犯罪率を強調する一方、「金持ちがニューヨークを去りつつある」と嘆いた。
トランプ氏は11月5日の投票日を前に、ハイチの移民を「犬食い族」「猫を食う奴ら」などと呼び、扇動的な発言を激化させている。
ホワイトハウスをめぐるレースが最終盤に差し掛かる中、両候補の支持率は拮抗。どちらが勝ってもおかしくない状況になっている。