◎デモ隊はガザ紛争の終結を求めてキャンパス内を行進し、学長のオフィスがあるホールの入り口にバリケードを設置した。
米ミネソタ州ミネアポリスのミネソタ大学キャンパス内でホール入り口にバリケードを設置し、職員を建物内に閉じ込めたとして、親パレスチナの抗議者11人が逮捕された。警察が21日、明らかにした。
デモ隊はガザ紛争の終結を求めてキャンパス内を行進し、学長のオフィスがあるホールの入り口にバリケードを設置した。
大学側によると、抗議デモは午後3時頃から始まり、当初は平和的だったという。
しかし、デモ隊はその後、芝生広場から学長のいるホールに移動し、建物内に入った。
デモ隊は防犯カメラのレンズにスプレーを吹きかけ、壁に落書きし、窓ガラスを割った後、建物の出入り口をバリケードで封鎖した。
大学は午後4時30分頃、キャンパス内にいる学生に対し、追って通知があるまでデモが行われているエリアに近づかないよう勧告した。
それから約1時間後、警察が現場に到着し、器物損壊やバリケード設置に関与したとされる11人を逮捕した。
大学は声明で、「多数の職員が長時間建物内に拘束されたため、ヘネピン郡保安官事務所に支援を要請した」と述べた。同保安官事務所とミネアポリス警察は午後5時40分頃に建物に入ったという。
警察は逮捕した11人の身元と認否を明らかにしていない。