◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は18日午前の時点で4万2500人超、負傷者は10万人近くに達している。
イスラエル軍が18日、パレスチナ・ガザ地区北部全域を執拗に攻撃し、少なくとも39人が死亡した。ガザ当局が明らかにした。
イスラエル軍はガザ北部の包囲網を2週間近く継続。約40万人が身動きが取れなくなっている。
ガザ北部ジャバリアの住民によると、イスラエル軍の戦車部隊は郊外や住宅地を取り囲み、複数の建物を砲撃。空挺部隊が空爆でこれを支援し、難民キャンプの中心部まで到達したという。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラの取材に応じた避難者は「イスラエル軍は戦闘機で空から、戦車で地上から、難民キャンプを完全に取り囲み、激しく攻撃している」と語った。
アルジャジーラがSNSで共有した動画にはジャバリアの学校内にある難民キャンプから火の手が上がり、逃げ惑う人々の姿が映っていた。
ガザ当局によると、北部で18日に死亡が確認された39人のうち、少なくとも20人がジャバリアの避難所で死亡していたという。
またイスラエル軍の車両と多数の兵士が複数の方向からジャバリアの難民キャンプに向かって前進し、まもなく北部全域の通信が遮断されたという情報もある。
イスラエル軍は18日の声明で、2週間前にジャバリアでの地上攻撃を再開した部隊を支援するために、別の陸軍部隊をこの地域に派遣したと明らかにした。
ガザ当局によると、イスラエル軍の攻撃により北部で死亡した人はこの2週間で450人を超えたという。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は18日午前の時点で4万2500人超、負傷者は10万人近くに達している。