◎46歳男性と49歳の兄、15歳の甥は8月上旬、オホーツク海でクジラを観察する旅に出た。
2024年10月15日/ロシア、極東カムチャツカ半島、67日間漂流し救助された男性(TASS/AP通信)

ロシア極東カムチャツカ半島沖で2カ月以上前に消息を絶った男性が救助された。国営メディアが15日に報じた。

それによると、地元の漁船が14日、この男性が乗ったボートをカムチャツカ半島沖のオホーツク海で発見、救助したという。同じボートに乗っていた男性の兄と甥は死亡が確認された。

男性の身元は明らかにされていない。

国営テレビによると、46歳男性と49歳の兄、15歳の甥は8月上旬、オホーツク海でクジラを観察する旅に出た。

3人はオホーツク海北西岸沖の島を訪れ、その後、8月9日にハバロフスク地方の岬からサハリンに向かって出港した後、行方不明になった。当局はボートを捜索したが、発見できなかった。

報道によると、男性は救助隊に対し、ボートのエンジンが故障した時、わずかな食料と約20リットルの水しかなかったと証言したという。

男性の体重はこの2カ月で約100キロから50キロまで減っていた。

漁船の乗組員は国営テレビの取材に対し、「レーダーにそれが映った時、最初はブイかガラクタだと思ったが、近づくとボートであることが分かった」と語った。

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