◎現場はディアパーク市内にあるペメックス社の工場。
メキシコの国営石油会社ぺメックスのロゴ(Getty Images)

テキサス州ディアパークにあるメキシコ国営石油会社ぺメックス(PEMEX)の施設で硫化水素を含む化学物質が漏れ出し、少なくとも2人が死亡、35人が負傷した。地元当局が10日、明らかにした。

それによると、負傷者の容体は不明。少なくとも1人がヘリで病院に搬送されたという。

現場はディアパーク市内にあるペメックス社の工場。同市長は声明で、「施設の外に化学物質が漏洩したという情報はない」と述べ、周辺住民に慌てて行動してケガをしないよう促した。

ABCニュースは工場周辺で「腐った卵のような匂い」がすると報じている。

ハリス郡保安官事務所の責任者は記者会見で、「化学物質が漏れた経緯は調査中であり、現時点で外部に影響は出ていない」と述べた。

ぺメックス社の広報担当はABCの取材に対し、「ガスは10日の午後4時40分頃に操業中のユニットのひとつから漏洩した」と語った。

それ以上の詳細は明らかになっていない。警察は工場前の国道225号線を一時的に封鎖したが、その後解除した。

現地メディアによると、この工場ではガソリン、航空燃料、ディーゼル燃料、船舶燃料を生産している。

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