◎事件はチアパス州のグアテマラ国境近くで今月1日遅くに発生。2人の陸軍兵士がトラックと2台の乗用車に向けて発砲した。
メキシコ、南部チアパス州のグアテマラ国境近く(Getty Images)

中米エルサルバドル政府は9日、メキシコ南部チアパス州のグアテマラ国境近くで先週6人の移民が射殺されて事件について、犠牲者のうち2人がエルサルバドル人であると明らかにした。

事件はチアパス州のグアテマラ国境近くで今月1日遅くに発生。2人の陸軍兵士がトラックと2台の乗用車に向けて発砲した。

エルサルバドル政府によると、死亡が確認された2人のうち1人は未成年であった。

メキシコ軍は発砲した2人の任を解き、検察に引き渡している。

兵士たちは発砲前に「爆発音」を聞いたと主張、トラックと車両に向けて発砲した。

メキシコ当局はペルーとホンジュラスの移民が死亡したと報告しているが、それ以上の情報は公表していない。

この事件はシェインバウム(Claudia Sheinbaum)新大統領の就任式当日に発生した。

チアパス州は移民のホットスポットであり、多くの人身売買組織が活動し、その一部は麻薬カルテルとつながっている。

中南米の移民は中米諸国とメキシコを巻き込んで米南部国境を目指す。米当局が昨年拘束した移民は250万人に達した。

エルサルバドル外務省はメキシコ政府に対し、2人が射殺された経緯と徹底的な調査を要求した。

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