◎この州法は2026年7月1日までに学校での携帯電話の使用を制限、あるいは禁じる計画を立て、実施し、5年ごとに更新するよう州内の大学を除く全学校に義務付ける。
米カリフォルニア州ロサンゼルスの小学校、スマホを操作する生徒(Getty Images)

カリフォルニア州のニューサム(Gavin Newsom)知事が23日、同州内にある学校でのスマートフォンの使用を制限する法案に署名した。

この州法は2026年7月1日までに学校での携帯電話の使用を制限、あるいは禁じる計画を立て、実施し、5年ごとに更新するよう州内の大学を除く全学校に義務付ける。

専門家によると、小中学校で生徒が日中スマートフォンを無制限に使用することは、学校の教育的使命を妨げ、生徒の成績低下を引き起こし、ネットいじめを助長し、不安、うつ病、自殺の増加につながるという研究結果が出ている。

学校の授業時間中に生徒が携帯電話を使用することは、生徒の学業成績や精神的健康に悪影響を及ぼす可能性がある。

さらに、教室での携帯電話や関連機器の使用は、生徒の学業成績を低下させるだけでなく、不正行為やネットいじめの増加にもつながる可能性があるという。

ニューサム氏は数ヶ月前から、学校における生徒のスマホ使用を制限する州法の導入を求めていた。

ニューサム氏は23日の声明でこう強調した。「私たちはスマートフォンの使い過ぎが不安やうつ、その他精神衛生上の問題を増大させることを知っています。この新しい州法は生徒が学校ではスマートフォンではなく、学業や社会性の発達、目の前の世界に集中できるようにするものです...」

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