◎コリンズ容疑者は先月、ゴミ捨て場でバラバラ遺体が見つかった後、42人の女性を殺害したと自供し逮捕された。
ケニア、42人の女性を殺害したと自供したコリンズ容疑者(AP通信)

ケニア・ナイロビ近郊のゴミ捨て場で少なくとも10人のバラバラ遺体が見つかった事件について、警察は23日、拘置所から逃走したコリンズ・ジュマイシ(Collins Jumaisi)容疑者の逮捕につながる情報に1500ドルの報奨金をかけた。

コリンズ容疑者は先月、ゴミ捨て場でバラバラ遺体が見つかった後、42人の女性を殺害したと自供し逮捕された。

容疑者は20日、不法滞在で逮捕されたエリトリア人12人と共に脱獄した。

被害者の中には容疑者の妻も含まれており、最初の犠牲者と伝えられている。

地元メディアによると、容疑者は勾留中に拷問を受けたと主張していたという。

警察は容疑者の脱獄をほう助したとして、現職の警察官5人を逮捕。警視総監は20日の記者会見で、「ナイロビ警察の責任者や勤務中の警察官を含む8人を懲戒処分にした」と明らかにしていた。

容疑者たちは拘置所のフェンスを破り、壁を乗り越えて逃走したとされる。

警察は容疑者の逮捕につながる情報に報奨金を出すと約束し、信頼できる情報を提供するよう市民に呼びかけている。

一方、独立機関である警察監視局はバラバラ殺人と容疑者逃亡における警察官の関与または過失の可能性を調査している。

警察は先週、バラバラ遺体が見つかったゴミ捨て場近くにある警察署の署員を別の地域に異動させると発表。一部の人権団体は警察が政府与党に抗議するデモで死者が出たことを隠すために、ゴミ捨て場に遺体を遺棄したと主張している。

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