◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4万人超、負傷者は10万人近くに達している。
パレスチナ・ガザ地区の保健当局は22日、イスラエル軍の攻撃により少なくとも16人が死亡したと明らかにした。
それによると、ガザ市内に対する空爆で女性と3人の子供を含む16人が死亡、数十人が負傷したという。
中部ヌセイラットのアルアクサ殉教者病院には負傷者と犠牲者の遺体が運び込まれた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は4万人超、負傷者は10万人近くに達している。
イスラエル軍はイスラム組織ハマスを含む過激派の戦闘員を1万7000人以上殺害したと主張。ハマスが住宅密集地に拠点を設け、民間人を盾にしていると非難している。
米国、カタール、エジプトは停戦協定と人質解放の仲介に数カ月を費やしてきたが、大きな隔たりが残っている。
イスラエル首相府は22日、代表団がエジプト・カイロに到着したと明らかにした。
それによると、代表団はハマスとの間接協議に臨む予定。対外諜報機関モサド、国内治安機関シンベト、軍の最高司令官が参加する。
仲介に当たる3カ国は停戦と人質解放の案を提示し、イスラエルとハマスの間に残る意見の相違を埋めようとしている。
争点はイスラエルがガザの2つの要衝の永続的な支配を要求していることだ。ハマスはイスラエルによる両地域の支配を拒否し、ガザからの完全撤退を求めている。