◎バルボサ州知事とつながりのあるサプライヤーはコロナ関連の契約を結び、全額支払いを受けていたにもかかわらず、その一部しか州に納入していなかった
ブラジル連邦警察が21日、コロナウイルスに関連する詐欺捜査の一環として、北部トカンチンス州知事に対する捜索令状を発行した。
TVグローボによると、バルボサ(Wanderlei Barbosa)州知事とつながりのあるサプライヤーはコロナ関連の契約を結び、全額支払いを受けていたにもかかわらず、その一部しか州に納入していなかったという。
このサプライヤーは2020~21年にかけて、社会支援サービス用の食料キットを納入する契約を結んでいた。
AP通信は警察関係者の話しとして、「州知事とサプライヤーは詐欺の疑いで捜査の対象となっている」と伝えている。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、同州知事室はコメントを出していない。
バルボサ氏は2022年選出。19~22年まで副州知事を務めていた。