◎9日遅くにゴミの山と土砂が突然が崩れ、数十の家屋が巻き込まれた。
ウガンダ・首都カンパラの廃棄物処理場で積み上げられたゴミと土砂が崩れた事故について、地元当局は16日、これまでに34人の死亡を確認し、少なくとも35人が行方不明のままであると明らかにした。
現場はカンパラ近郊にある広大な廃棄物処理場。9日遅くにゴミの山と土砂が突然が崩れ、数十の家屋が巻き込まれた。
カンパラでは事故の数日前から雨が続き、ゴミの山が崩れやすくなっていたという情報もある。
事故の詳細は明らかになっていないが、市当局は「ゴミ捨て場の構造に問題があった」と報告。中央政府が現場に職員を派遣し、調査している。
地元メディアによると、事故はスラム街近くの急傾斜地で発生。数十の掘っ立て小屋がゴミと土砂に飲み込まれた。
ここにはゴミを拾い集めて収入を得る女性や子供たちが頻繁に集まり、処理場内で生活する人もいる。処理場の境界付近には多くの掘っ立て小屋が建てられている。
地元メディアによると、カンパラ市当局は2016年頃から、今回事故が発生した急傾斜エリアの閉鎖を検討してきたという。
ムセベニ(Yoweri Museveni)大統領は先週、崩落の原因を調査するよう関係閣僚に命じた。