◎この事故は市内の14階建てビル建設工事現場で昨年12月に発生。工事用エレベーターが作業員5人を乗せたまま約20メートル落下し、地面に激突した。
スウェーデン・ストックホルムの建設工事現場でエレベーターが地面に落下し、5人が死亡した事故について、捜査当局は3日、マストを固定するボルトが欠落していたことが原因であると明らかにした。
この事故は市内の14階建てビル建設工事現場で昨年12月に発生。工事用エレベーターが作業員5人を乗せたまま約20メートル落下し、地面に激突した。
警察の事故調査委員会は声明で、「この死亡事故はエレベーターの安全点検を怠ったことが原因である」と結論付けた。
それによると、調査の結果、エレベーターのマストの各部を固定するために必要なナットとボルトのうち5つが欠けていたという。
事故前、エレベーターは9階まで延長されていた。報告書によると、ボルトは最初から欠落していた可能性が高いという。
刑事責任を問うかどうかは決まっていない。検察庁は労働基準法違反の可能性があるとして捜査を続けている。