◎同国はアフリカ最大のプラ汚染国であり、年間250万トンものプラゴミを排出している。
西アフリカ・ナイジェリアが使い捨てプラスチックの使用を来年1月から禁じる予定だ。
同国はアフリカ最大のプラ汚染国であり、年間250万トンものプラゴミを排出している。
地元メディアによると、その70%以上が海や埋め立て地に捨てられているという。多くの専門家が廃棄物処理場やリサイクル工場の建設を急ぐよう求めているが、思うように進んでいないのが現状だ。
政府は来年1月からストロー、食器、ペットボトル、水筒などの使い捨てプラの使用を禁じる。
国連環境計画(UNEP)が最近行った調査によると、最大都市ラゴスだけで、毎日5000万~6000万個ものプラゴミ(ゴミ袋含む)が路上に捨てられているという。
当局は全国の自治体でこの禁止令を先行導入。来年1月からは全国の企業や個人も対象となる。
使い捨てプラのほとんどが化石燃料から生産され、その生産過程で気候変動の原因となる温室効果ガスを大量に排出する。
地元メディアによると、プラ禁止令をめぐっては、多くの企業、小売店、個人から導入に反対する声が高まっているという。
しかし、政府はプラゴミゼロを達成すべく、専門家によるチームを立ち上げ、複数の政令や法案を起草している。