◎アテネの12日の最高気温は39度。一部地区では40度を超えた。
2024年6月11日/ギリシャ、首都アテネの世界遺産アクロポリス(AP通信)

ギリシャ・アテネの世界遺産アクロポリスが12日、猛烈な熱波により閉鎖された。

地元メディアによると、アテネ当局は熱中症のリスクが高まっているとして、正午から午後5時までアクロポリスを閉鎖したという。

アテネの12日の最高気温は39度。一部地区では40度を超えた。

アテネ以上の気温となった南部と中部の一部では小中学校が休校になった。

地元メディアによると、アテネ北部の地区にある工場で火事があり、市中心部に煙が流れ込んだという。

工場近くの駅で地元テレビ局の取材に応じた女性は「暑いし、煙で息苦しいし、本当にとんでもない日だ」と語った。

消防は工場がある地区の住民に窓を閉め、屋内にとどまるよう促した。

当局は熱中症のリスクが高まっているとして、ゴミ収集を数時間中止し、市内に7つのクールスポットを設置すると発表。警察と消防はサーマルカメラを搭載したドローンを使って倒れている人がいないか確認している。

気象台によると、13日のアテネの最高気温は40度。14日は36度まで下がる見通し。

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